オカネに纏わる話 -消費増税に関して【その壱】

どうも皆さん、さんそんです。

今日は「お金」にまつわる自分の考えを述べたいと思います。

昨年4月の8%への消費増税は皆さんも記憶に新しいと思います。

8%への消費増税は「やめてほしいが三党合意があるので止む無し」と私は考えていました。

なぜ“やめてほしい”のかと言いますと、消費税には「逆進性」(=低所得の人ほど税負担率が高くなる性質)があり、アベノミクスによって上向きを見せていた景気にブレーキがかかってしまうと考えていたからです。


一方で、私は消費税の最大のメリットとして

“893や宗教法人といった所からも徴収できる”

ということを考えています。

宗教法人の主な収入である御布施や寄付金といったものは簡単に言うと町内会における町内会費と同じような扱いであり、所得税は課税されません。逆に最近の宗教法人が経営維持の為に行っている不動産業の収益には課税があります。

ですので、消費税の導入により徴税が難しかった宗教法人などからも徴税できるようになったということです。

この点が消費税の最大のメリットと考えています。


しかし、消費税が国民生活に与える影響は大きく、今年の4~6月のGDPは年率-1.2%のマイナス成長であり、7~9月のGDPも昨日の日経新聞は「前期比-0.13%」と報じています。

(もちろん、消費増税だけの影響とは考えていません。)


そもそも日本における消費税と税収の歴史から見れば

「消費増税もしても中長期的に見れば税収全体は増加していない」

という相関関係は下記のグラフを見ていただければ明らかな事実です。

一般会計税収と消費税税収推移(兆円)(-2015年度)


また、10%への消費増税の際に公明党は「軽減税率」の導入を推進しているが、軽減税率を導入したところで消費税の逆進性は解消されず、また、軽減税率導入・運用のコストから短期的税収も伸びない。下記の記事を参考にしてください。


では、今後増え続ける社会保障費をどのように負担するのか。

それについては次回に述べさせていただきたいきたいと思います。


ご精読ありがとうございました。


平成27年11月13日

さんそん


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