【ヒース退団】ストーブリーグを鯉はどう泳ぐ?
どうも皆さん、さんそんです。
昨日、カープはデュアンテ・ヒース投手と来季契約を結ばないことを発表しました。
立ち上がりの不安定さや制球、クイックなど、マイナス要素を挙げれば妥当にも見えそうですが、今季成績を見れば
43試合 3勝 6敗 10H 4S 防御率2.36
と手薄な中継ぎ陣の中では頑張ってくれていたほうにも見えます。
ただ、前の投手の残したランナーは返すが自分の出したランナーは返さないという”防御率詐欺”的な部分があることや、WHIP(1イニングあたりに出す走者の数)が1.25と中継ぎとしては高めの数字が放出の原因ではないかと推測します。
一方で、マエケンが抜けることで投手陣の総合戦力がどう補強しようと確実にマイナスに傾くことは容易に予想できるだけに「ヒースを切る余裕があるのか」とも思えますし、他球団、それも同リーグ内で活躍されると厄介ですね・・・
それでも切ったということは、来季に向けて新外国人投手の目途がある程度立っているのでは、と私は見ています。
国内外国人ではロッテが放出したカルロス・ロサ投手がいますが、成績的に見てもヒースを解雇してまで獲得したい選手ではないと思います。となるとやはり3Aあたりからということでしょう。シュールストロム・マクレーン両スカウトがどのような投手を送り込んでくるか楽しみです。
また、今年のストーブリーグは例年以上に”外国人の放出”が多いため、日本での活躍経験のある外国人選手が市場には溢れている状況です。
特にカープの今一番のウィークポイントであるサード(カープのサードは今季全球団の中で打率、本塁打、打点が最低)は
アーロム・バルディリス(横浜)
(139試 .258 13本 56打点 出塁率.333 OPS.725)
エルクト・ルナ(中日)
(133試 .293 8本 60打点 出塁率.314 OPS.699)
ルイス・クルーズ(千葉)
(133試 .255 16本 73打点 出塁率.289 OPS.691)
エステバン・ヘルマン(オリックス)
(72試 .267 1本 15打点 出塁率.339 OPS.665)
と、日本で結果を残してきた選手の名前がズラリと並んでいます。
一方で今季のカープの先発三塁手は
梵選手 81試合 (96試 .237 6本 27打点 出塁率.323 OPS.683)
木村選手 24試合 (72試 .269 0本 8打点 出塁率.297 OPS.652)
安部選手 18試合 (26試 .243 0本 2打点 出塁率.254 OPS.496)
堂林選手 14試合 (33試 .261 0本 3打点 出塁率.292 OPS.582)
小窪選手 5試合 (69試 .296 1本 15打点 出塁率.419 OPS.785)
美馬選手 1試合 (1試 .000)
という陣容でした。
梵は試合こそ出ているが数字が正三塁手としては全く物足りない。
小窪は今季スタメンよりも代打でブレイクしている。
昇吾は退団、安部・堂林はどんぐりである。
はっきり言って、現状で三塁は大きな穴となっています。ここを補強せずに何が補強かと言わんばかりの大穴が開いています。
来季、CS以上を狙うのであればマエケンの穴と同等に三塁手の補強が急務であります。
幸い、今年は史上最高の来場客数に加えてマエケンのポスティングマネーと、フロントには球団史上最高の資金があるはずですので、フロントには生え抜きにこだわらず、来季の勝鯉のために潤沢な資金を活用することを切に願います。
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